〒060-8628 北海道札幌市北区北13条西8丁目
居室 | 氏名 | Tel. | |
A棟 A5-35 | 村井祐一教授 | *-6372 | murai** |
A棟 A5-34 | 田坂裕司准教授 | *-6371 | tasaka** |
A棟 A5-70 | 朴炫珍助教 宮崎秘書 学生 | *-6373 *-6373 (Fax) | park** |
機械工学総合研究棟 2-05 | 堀本康文特任助教 | *-6068 | horimoto** |
機械工学総合研究棟 2-09 | 学生 | *-6374 | |
風洞実験棟 | 学生 | *-6375 |
* = 011-706
** = @eng.hokudai.ac.jp
LFCでは皆様からの技術相談を受け入れています.
流れの計測一般を含めて,代表的な技術相談事項を下記にまとめます. お気軽にご相談下さい.
具体的な作業や指導が伴う場合には,正式な契約をお願いしております.学術コンサルティングから共同研究まで,様々な契約形態が選択可能です.詳細については以下からご確認下さい.
https://www.hokudai.ac.jp/research/innovation/
流れ制御研究室に集まる学生達には,興味深い特徴があります.学部で成績がトップクラスの学生が,自らを鍛えるべく第一希望で加入します.同時に,3年生までの成績が上位でなくても,体の五感を使った実験研究をしてみたいと多くの学生が入って来ます.経済的な苦学生であったり,スポーツなど課外活動に情熱を注ぎ,勉学に充てる時間が不足した学生でも,研究となれば総合力として新たな自分の研究打開力を発見することが多いものです.流れ制御研究室では,卒業研究を通じてその人の長所を最大化するよう心がけています.異なるバックボーンをもつ学生達が集まり,それぞれに敬意を持って相互に刺激しあうからこそ,研究室に活力が生まれると考えています.決して人気のある研究室ではなく,最小エネルギーで卒業論文を書きたいと思う学生には,もしかしたら不向きなのかも知れません.結果を出すセンスには個人差があり,得てして要領が悪い人のほうが遠回りして様々なノウハウを体得できることを,教員も理解しています.思えば良き指導者は,生得的な才能をもつ人よりも,遠回りして悩み,壁を越える方法を自分で編み出した人ばかりではないでしょうか.
流れ制御研究室は,流体力学の実験で,新しい発明や発見にチャレンジしています.そこには様々な異なる研究需要があり,エネルギー,食品,資源など国家または国際共通課題への対応では,各学生にもその責任の一旦を感じてもらい研究を進めています.いわゆるSDGsテーマの中で流体力学に委ねられた課題が非常に多いからです.しかしそこには大学だけが許される失敗と遊び心があります.計画をただ実行すれば成果が確実に得られるという研究は,あまり扱いません.常に別解を探して模索することのワクワク感が,責任を伴う課題を前身させる推進力になっているからです.他方,理学としての流体力学の研究でも実験分野で世界を先導し,学生には外部連携を含めて,それを大いに楽しんでもらっています.流れの普遍法則と特異性の発見,非線形挙動の紐解き,複雑流体の機械学習など,過去の偉人が達成できなかった未解決問題への挑戦です.それらは産業貢献研究とは切り離され,いわば人類共通の知的財産の獲得に向けた研究と言えるでしょう.惑星物理,生命科学,文理融合研究でも,流体力学が中核的な役割を発揮しており,研究室の学生達は,自分が挙げた仮説を立証すべく,新しい実験装置を作る毎日が続いています.