Pos.Doc.K.Ohie
博士研究員 大家広平
(学術振興会PD)
Visit.Assoc.Prof.T.Yanagisawa
客員准教授 柳澤孝寿
(海洋研究開発機構)
Visit.Res.T.Yoshida
客員教員 芳田泰基
(産業技術総合研究所)
Secretary Y.Miyazaki
秘書 宮崎優衣
Prof.Emeritus Y.Takeda
名誉教授 武田靖
Technician Emeritus T.Sampo
技術アドバイザ 山保敏幸
流れ制御研究室は1955年,北海道大学・工学部・機械工学科が設置された際に,応用力学第二分野という名称で誕生しました.1960年に有江幹生 教授が分野長に就任し,流体工学第一講座に改名しました.1969年,有江教授(後に本学の総長)のリーダーシップで大型環流風洞が建造され,1972年の札幌冬季五輪の競技のための空力解析に活かされました.特に,スキージャンプでは日本選手が金銀銅のメダルを独占し,日の丸飛行隊として伝説となった物語は当研究室の歴史に刻まれています.1982年には後任の木谷 勝 教授が流れ制御工学研究室に改名し,物体後流渦構造や空力騒音の研究で国際的な成果を挙げられ,現在の英語名 Laboratory for Flow Control (LFC)が内外に定着しました.2002年にはスイスで長年研究者を務めた 武田 靖 教授が就任され,超音波ドップラー計測が当研究室の新たな柱となり内外の需要に応えました.また武田教授は,欧州の研究機関との国際共同研究を多数立ち上げ,LFCにおける現在の豊かな国際ネットワークの基礎を築かれました.2010年には村井祐一 教授が昇任し,混相流の研究やPIVの開発が強化されることで,実験流体力学における広い範囲をカバーする研究室に成長しました.2011年には田坂裕司 准教授が昇任し,液体金属,熱対流,レオロジーなどの分野を主導しています.2016年には 朴 炫珍 助教が着任し,船舶,風力,資源などの分野を牽引しています.2020年には堀本康文 特任助教が就任し,高分子や微細気泡による乱流境界層の制御,回転場内の乱流物理について研究を展開しています.